2010年6月8日火曜日

平安神宮(無料公開)

朱の柱と屋根は碧瓦(へきがわら)
白虎楼、屋根は四方流れ・二重五棟の入母屋造り、碧瓦本葺4日、国の名勝に指定されている左京区岡崎の平安神宮「神苑無料公開」に行った。白虎池の周辺の菖蒲は200種2000株あるという神苑は午前8時半から入場できる
毎年6月神苑がハナショウブの開花に合わせて行っているが、今年は春の日照不足でハナショウブも3分咲きと遅れている。伊勢/肥後/江戸系、菖蒲どれも武家に好まれた
池の水を背景に花の淡い紫が映えて平安神宮は1895(明治28)年に平安遷都1100年を記念して創建されたもので、社寺仏閣など古い建物が多い中で意外に新しい。紫、白、絞りなど、微妙な色合いの花菖蒲
淡い桃色のショウブ794(延暦13)年に平安京に遷都した桓武天皇と孝明天皇(幕末時に在任した天皇)を祀り、京都市民全体の氏神としている。蒼龍池には「臥龍橋」があり“沢飛び”がある
白虎池に浮かぶ睡蓮が初夏を彩る平安遷都1100年を記念し原寸の8分の5で平安京の大極殿と応天門を再現している。
大きな朱塗りの大鳥居をくぐると、王朝時代の華やかさを彷彿させる二層の楼門形式の応天門が構えている。
左右に蒼竜楼、白虎楼と呼ばれる楼閣がある。蒼龍池で色づいた紅葉が湖面に映えていた
中神苑の蒼龍池、淡い黄色の睡蓮神苑は、明治時代を代表する小川治兵衛の作で琵琶湖疎水の水を使った池泉(ちせん)回遊式の雄大な日本庭園で約3万3千㎡、南・西・中・東の四つの庭で構成されている。
南神苑、紅しだれ桜、西神苑の白虎(びゃっこ)池には、日本古来の200種2千株のハナショウブが植えられている。
紫や白色のハナショウブは3分咲きで10日前後が見ごろだという!東に蒼龍の手水と大極殿
西に白虎の手水と額殿または絵馬堂西神苑の白虎池には一足早く睡蓮や河骨(こうぼね)が咲き、初夏に風趣に富んだ景色になる!
中神苑は、庭の中央に蒼龍(そうりゅう)池があり、池の東側の珊瑚島から北岸にかけて、天正年間秀吉が造営した三条・五条大橋の古石柱を用いた沢飛び「臥龍橋(がりゅうきょう)」がある。また池を囲んで“杜若”が群生し光格天皇御遺愛の「折鶴」という珍種のもある。
東神苑は栖鳳(せいほう)池を中心とした庭園で御所から移築された、泰平閣と尚美館がある。1976年(昭和51)に焼失、現在の社殿は1979年(昭和54)再建された。尚美館は仙洞御所庭園内に建てられていた建物
池の中央を東西にまたぐ泰平閣(橋殿)ここ岡崎には美術館・近代美術館、さらに京都会館や京都メッセ・京都市動物園もある。
平安神宮の神苑、いつ訪れても清々しい気分になる!
緑に包まれ散策を満喫した。
<平安神宮>
京都市左京区岡崎西天王町97   ・TEL 075-761-0221
拝観:境内自由
神苑拝観料=600円・障害者300円(神苑は8:30~16:30、季節により変動あり)
交通:市バス「京都会館」、「美術館前」下車徒歩5分
    地下鉄東西線「東山」駅 下車徒歩約10分
駐車場なし

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