光明山歓喜院引接寺(いんじょうじ)は、本尊の「閻魔法王」を祀り、一般に「千本えんま堂」の名で親しまれている。
昔、この地に‘桜が千本’あったことと、精霊供養の「千本卒塔婆」に由来して、「千本」という地名が生まれたと言われている。
散らずに花冠のまま落ちるのが特徴で、手のひらに載せて観賞した。
花の中心から伸びる二本の葉が、普賢象菩薩の乗る象の牙ように見えるということから名がついた。
茎が長く垂れ下がる情景が「普賢菩薩」の乗った象の花に似ていることからその名が付いたという。
将軍義満もすっかり心を奪われ「桜の盛りを期して狂言を執り行うべし」と伝えたという。
以来五月に行なわれる「大念仏狂言」は、京都三大念仏狂言のうち、唯一の有言劇で市無形民族文化財に指定されている。
別名「ゑんま堂普賢」とも言って、咲いたときに双葉を持ち、花冠のまま落ちる珍しい桜である。(4/12撮影)
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