27日、洛西高島屋東通路の周辺には、真っ白い花が樹木一面を覆い、さながら雪が積もっているのではないかと見違えるように感じた。
今年も一斉に“なんじゃもんじゃ(別名)”の白い花が咲き出し、爽やかな初夏をむかえるころなった。
ヒトツバタゴは希少種のひとつで、日本では絶滅危惧に指定されていて、 明治神宮外苑では、ヒトツバタゴのことを名前の不明な珍木で“ナンジャモンジャノキ”と呼ばれていたという。
同じモクセイ科の「トネリコ(別名タゴ)」に似ているが『一つ葉タゴ(ヒトツバタゴ)』は単葉であり、この和名がついたという。
花を観察すると枝上に円錐状の集散花の配列をつけて、多数の小さな真っ白い花を開き、そよ吹く風になびかせて可憐に咲いている。
花冠は長さ1.5~2cmで深く4裂、裂片は細く初夏の花として、清々しい気持ち与え爽やかな涼風を感じさせる。
秋には、直径1cm程度の楕円形の黒く熟した果実をつける。
人気もない“ヒトツバタゴ”の「なんじゃもんじゃ」のしろい花が満開になると季節も爽やかな初夏が感じられる。
西京区民の木になっているヒトツバタゴは、モクセイ科ヒトツバタゴ属の一種である。
(4/27撮影)
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