2018年4月27日金曜日

上七軒 衿替え

24日、生憎の雨の空模様で午後1時半過ぎ、置屋「市」さんで襟替えが行われた。今日の主役「市多佳」さんは番傘を差し女衆(おんなし)さんとともに姿を魅せ、各御贔屓筋にご挨拶に回った。 
置屋「市」さん前では雨降る中、20人位の写真愛好家が一斉にシャッターを切った。
市さんの「市多佳」さん。
舞妓さんを卒業し、着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟替え』といわれるもので、芸妓(げいこ)さんになる儀式であった。
女衆さんの先導で各お茶屋さんやお店を「市多佳」さんは回り「今後ともご贔屓、おたのもうします」とご挨拶した。
女衆さんが『市多佳さんが襟替えのご挨拶にまいりました』と言うと、「あかあさん、どうぞご贔屓に・・・」と挨拶、女将さんが「おめでとうさんどす、おきばりやす!」の声が聞えてきた。
喫茶・梅も寄った。
市多佳さんは飛騨の出身で、これから芸妓の修業をする。
室町時代に北野天満宮の一部が焼失、七軒のお茶屋を建て“七軒茶屋”と称したことにはじまる。
上七軒から差し出された、名産「御手洗団子(みたらしだんご)」を献上したところ大いに誉められたという。
お茶屋では、“五つ団子”が「紋章」になっている。
北野天満宮東門から花街があり、街並みには風情がある。
衿替えは続くが、本降り雨が・・・失礼する!
女衆さんと市多佳さん、今日は雨の中、ご苦労さんでした。(4/24撮影)

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