2017年5月18日木曜日

大田神社 カキツバタ

15日、北区上賀茂にある大田神社は、初夏の風が吹いて新緑も眼に染みるさわやかな頃、カキツバタを観賞に行った。
境内の大田ノ沢には、野生のカキツバタが約25000株の群落があり、1939年(昭和14)に国の天然記念物に指定されている。
一昨年はシカの出没だったが、今年は沼の周囲をネットで囲み、被害を抑えたという。
平安時代の昔からこよなく愛された。
平安時代の歌人、藤原俊成が「神山や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは いろにみゆらむ」詠んでいる。
カキツバタは、一株で三回花を咲かせ、この月の20日ごろまで楽しむことができる。

大田ノ沢のカキツバタは平安時代から紫一色の美しく可憐な花を沢一面に咲かせている。
初夏の涼風をあびてカキツバタが心地よさそうに靡いていた。(5/15撮影)

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