境内の大田ノ沢には、野生のカキツバタが約25000株の群落があり、1939年(昭和14)に国の天然記念物に指定されている。
一昨年はシカの出没だったが、今年は沼の周囲をネットで囲み、被害を抑えたという。
平安時代の昔からこよなく愛された。
平安時代の歌人、藤原俊成が「神山や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは いろにみゆらむ」詠んでいる。
カキツバタは、一株で三回花を咲かせ、この月の20日ごろまで楽しむことができる。
大田ノ沢のカキツバタは平安時代から紫一色の美しく可憐な花を沢一面に咲かせている。
初夏の涼風をあびてカキツバタが心地よさそうに靡いていた。(5/15撮影)
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