2017年5月17日水曜日

やすらい祭 上賀茂神社

葵祭(15日)と行なわれる「やすらい祭(やすらいまつり)」は、上賀茂神社で12:00からだったので地下鉄とバスで急行したが少し遅かった。
この祭りは北区の今宮神社で行われる大祭として知られ「夜須礼(やすらい)」「鎮花祭」「やすらい花」ともいう祭の一つである。
平安の昔、サクラの散る頃になると疫病が流行したので、疫病退散を願って始った。
花傘を先頭に、風流(ふりゅう)の装いを凝らして、鉦(かね)や太鼓をたたき、踊りながら氏子区域をくまなく練り歩き疫病を納める。

囃(はや)したり踊ったりするのは、豊かな稲の実りを祈るとともに、花の精にあおられていたずらをして回る疫神を、踊りの中に巻き込んで鎮めるためといわれている。

花傘を中心に、子鬼、赤と黒の大鬼、はやしがた等に扮して、大鬼は鉦や太鼓を打ち鳴らしながら跳びはねるように踊る。
花傘の下に入ると厄除けになるという。
国の重要無形民俗文化財(昭和62年)に指定されており、地域に根差した民俗行事として、鞍馬寺の鞍馬の火祭、広隆寺の太秦の牛祭とともに京都の三大奇祭の一つに数えられている。
春の祭のさぎがけに、飛び散る花と疫神を鎮めるため、「はなしづめ」「鎮花祭」の流れをくむ祭りで、別名「やすらい花」ともいう。(5/15撮影)

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