この祭りは北区の今宮神社で行われる大祭として知られ「夜須礼(やすらい)」「鎮花祭」「やすらい花」ともいう祭の一つである。
平安の昔、サクラの散る頃になると疫病が流行したので、疫病退散を願って始った。
花傘を先頭に、風流(ふりゅう)の装いを凝らして、鉦(かね)や太鼓をたたき、踊りながら氏子区域をくまなく練り歩き疫病を納める。
囃(はや)したり踊ったりするのは、豊かな稲の実りを祈るとともに、花の精にあおられていたずらをして回る疫神を、踊りの中に巻き込んで鎮めるためといわれている。
花傘を中心に、子鬼、赤と黒の大鬼、はやしがた等に扮して、大鬼は鉦や太鼓を打ち鳴らしながら跳びはねるように踊る。
春の祭のさぎがけに、飛び散る花と疫神を鎮めるため、「はなしづめ」「鎮花祭」の流れをくむ祭りで、別名「やすらい花」ともいう。(5/15撮影)
0 件のコメント:
コメントを投稿