小塩山大原院・勝持寺は、西山連峰の麓にあって、由緒ある古刹である。
西行法師ゆかりの寺として古くから桜の名所と知られ、別名「花の寺」として広く知られている。
西行桜をはじめ、境内には100本以上のサクラや紅葉が植えられ、春は桜、秋は紅葉が真っ赤に色を染める様は参拝者も観光客も圧巻する。
応仁の乱の兵火により全てが焼失したが、江戸時代には「桂昌院」の帰依を受け、現在の建物は再建された。
神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、791(延暦10)年に伝教大師が桓武天皇の勅を奉じて堂塔伽藍を再建したという。
本尊の薬師瑠璃光如来を一刀三礼をもって刻まれたと伝えられている。
仁明天皇の勅願によって838(承和5)年、塔頭四十九院を建立されたが、応仁の乱の兵火に遭い仁王門を除き全てを焼失している。
本堂前の景色といい、参拝者と観光客が大勢訪れて美しく紅葉したモミジを背景に記念撮影する光景が見られた。(11/20撮影)
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