今日の主役「尚あい(なおあい)」さんは、緊張した面持ちで女衆(おんなし)さんと姉さんの尚ひろさんとともに姿を魅せた。
嬉しそうな尚あいさん、カメラマンの「おめでとうさん」の祝福に会釈していた。
女衆さんと尚ひろさんと尚あいさんは、各御贔屓筋にご挨拶に回った。
先導役の女衆さんが尚ひろさんの妹、尚あいさんとともに、各お茶屋さんやお店を一緒に回り「今後ともご贔屓、おたのもうします」と挨拶した。
高いぽっくり、「おこぼ(赤い鼻緒)」は、歩くと鈴が付けられている。
初舞妓さんの尚あいさんは北野郵便局も尋ねて挨拶を交わした。
女衆さんが『尚あいさんがお店だしのご挨拶にまいりました』と言うと、尚あいさんが「あかあさん、どうぞご贔屓に・・・」と挨拶、女将さんが「おめでとうさんどす、きれいになって、がんばっておくれやす!!」の声が聞えてきた。
上七軒芸妓組合とお寺にも挨拶に行った。
舞妓さんは15,6歳ごろから、だらりの帯や華やかな衣装で唄や舞、三味線などの芸事を披露し、芸妓さんの見習い修行段階の人をいう。
修行一年目のときは上唇は口紅をぬらず、襟は可愛い赤い襟とする仕来たりがあるという。
襟足はお正月は三本にするが普段は二本で陽が射し、白粉と黒紋付が光っていた。
舞妓時代は自分の髪型で「割れしのぶ」を結い上げ、2~3年後になると「お福(福髷)」に結いかえるという。
最後は北野天満宮東門から中に入り、女衆さん、お姉さんの芸妓さん(尚ひろ)さんと尚あいさん三人で社務所に挨拶をした。
挨拶を終えて晴々とした表情を浮かべる尚あいさんだった。
尚あいさん、緊張が解れたのかリラックスしていたが、お座敷、お稽古、頑張ってください。
初舞妓さんの「尚あい」さん、尚ひろさん、女衆さん、今日はご苦労さんでした。(11/11撮影)
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