御車寄前をすぎ、参内した控えの間を「諸大夫の間」、虎の間・鶴の間・桜の間の襖絵にちなんで身分の上下による部屋が並びを指している。
新御車寄は大正天皇・皇后の玄関で即位礼に際し建てられた。朱色の承明門、正面には紫宸殿がある。
紫宸殿は大正・昭和天皇も即位礼もここで行い、中央に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれている。
紫宸殿、白砂の南庭には東に「左近の桜」西に「右近の橘」が植えられている。
平安時代に天皇が日常の生活の場として使用された、清涼殿は御殿で手前の厚畳は「昼御座(ひのおまし)」といわれる。
小御所は諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられたという。紅葉が美しかった。
御学問所は入母屋桧皮茸の書院造り、読書始の儀や学芸などの行事に用いられる。
御池庭の池があり回遊式庭園、前面は州浜で舟着への飛石がある。欅橋があり、様々な景色を楽しむことができる。
御常御殿は天皇日常のお住まいとして使用されていたところで、清涼殿から独立して建てられるようになったという。 御内庭はほっとする空間であった。
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