ムクゲの花を見て境内の塔頭・吉祥院前に来ると栴檀葉(せんだんば)のボダイジュの木から「黄色い花びら」いっぱい降っていた。
この木の名は、科名ムロクジの漢名「木患子」の音に由来するといわれている。
朝鮮・中国に広く分布し、中国への留学僧によって日本に伝来したと言われている。
六月末に開花し、ホオズキのような袋果が房状になってハラハラと零れ落ちる。
秋になると褐色に熟して、その中に真っ黒く固い実が4~5個ずつほど入っるという。
その実は数珠ができるというところから、“菩提樹”の名があるが、数珠にするには少し小さいという。
この木は、千葉県の笠森寺(坂東三十三観音の第三十一番)から種を分けていただいものである。
また鐘楼堂の左前には「オオモクゲンジ」の木があり、モクゲンジよりも葉が大きいのが
その由来で、秋のお彼岸のころに花を咲かせ、薄いピンク色の袋果をつけるという。
ことしの秋はオオモクゲンジの薄いピンク色の花を真如堂で見よう。
天台宗・鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺と言うが真如堂で親しまれている。
真如堂の紫陽花園、まだまだ見ごろがつづく・・・。(7/3撮影)
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