長刀鉾稚児社参に引き続き、八坂神社では祇園祭の神幸祭と還幸祭で、馬に乗って神輿(みこし)を先導する久世駒形稚児の2人が、13日午後2時から、八坂神社で「社参の儀」が厳かに営まれた。
久世駒形稚児は、八坂神社とゆかりの深い、南区の綾戸国中(くなか)神社の氏子や関係者から選ばれる。
二人は17日の神幸祭(蓜島はいじま8歳)君と24日還幸祭(坂本10歳)君が務め、馬頭型をした同神社の御神体を胸にかけて神輿を導くという。
神社の宮司らに付き添われ、白化粧を顔に塗った稚児2人は金色の立烏帽子(えぼし)に薄紅の上衣、紫のはかま姿で本殿正面から昇殿、八坂神社を参拝して玉串を捧げ祭りの無事を祈った。
久世駒形稚児は、ご神体の馬の形をかたどった木彫りの「駒形」を胸に携えて馬に乗り、祇園祭の神輿「中御座」を先導する大役を務める。
本殿にて稚児の証し、「杉守り」を受け正式に稚児と認められた。
祇園祭では「神の化身」として稚児が神の使いとみなされ、馬に乗ったまま神社境内に入ることを許されている。
綾戸国中神社の神体とされており、胸に木彫りの駒形(馬の首)をかけて、行列に供奉されるので、駒形稚児という名で呼ばれている。 (7/13撮影)
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