美味しいお食事もそこそこに、「日本こけし館見学とこけし絵付け体験」に参加した。宮城の鳴子は170年余りの伝統を誇り東北一のこけしの産地である。
江戸時代末期の文化・文政の頃、お椀やお盆を挽く木地師たちが我が子に玩具として与えたのが始まりといわれている。
こけしは健康な成長を願う「お祝い人形」で、昭和28年詩人で童話作家の深沢要さんが寄贈 されたという。
子どもたちの玩具として愛されてきたこけしは時代の流れとともにお土産として売られ、大人の趣味、観賞用として発展し東北各地の温泉場で発展したという。
鳴子のこけしは、頭に独特な前髪があり、胴は頭の調和がよく安定感がある。
首は、はめ込み式で回すと『キュッキュッ』と可愛らしく鳴るのが特徴、素朴なみちのくの女の子の姿を表している。
会館には俳優の菅原文太や深沢・溝口コレクションや高松宮殿下秘蔵のこけしが展示している。帰りに古川市内に寄った。
古川の緒絶橋(をだえのはし)のたもとに建つ蔵は、醸室(かむろ)といって、食の蔵として活用したものである。(7/5撮影)
<鳴子 日本こけし館>
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字尿前74-2
電話:0229-83-3600
開館:8:30~17:00 12月のみ9:00~16:00
(1月~3月期間休館)
無休:4月~12月
入館料:大人320円
交通:陸羽東線鳴子温泉下車徒歩40分、タクシー5分
駐車場 :あり
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