盛岡市内から国道46線(秋田街道)に進み仙石トンネルで県境に入り田沢湖公園を右に見て角館街道に入り約1時間30分で到着した。
角館は仙北平野の北部に位置する城下町で桧木内(ひのきない)川沿いに市街地が開けた。
この町は三方が山々に囲まれた盆地で冬は2mを越す積雪があり、夏は蒸し暑く、『みちのくの小京都』と呼ぶに相応しい風情を漂わせている。
この町並は、元和6(1620)年、芦名義勝によって造られ、武家屋敷80戸、商屋350戸と数えられ秋田藩の中では最も大きな城下町だったという。
角館は「火除け」と呼ばれる広場を中心に、北側には武家屋敷が建ち並ぶ内町(うちまち)と南側には町人や商人が住む外町(とまち)が区分されていたという。
外町は内町とは対照的にびっしりと商人などが続き、一方内町は築200年以上の屋敷が建ち並んで、歴史ある武家屋敷と黒板塀に垂れ下がる美しいしだれ桜並木がある。
この町割りは390年余たった今でも変わらず残っている。
なお武家屋敷群の表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区指定を受けている。
毎年9月7,8,9日行なわれる祭りの山車は18台は「おやまばやし」という手踊りが披露される。三日の深夜には通行優先権を争って山車どうしが激しくぶつけ合いをする。
松本家の母屋と杉皮葺きの置石屋根。映画「たそがれ清兵衛」のロケ地にもなったという。
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