集落地域による平成26年度研修旅行が5日に行なわれたので参加した。行き先は宮城県大崎市鳴子町「鳴子の米プロジェクト」と「日本こけし館見学・こけしの絵付け体験」商業施設「食の蔵“醸室(かむろ)”」などであった。
出発8:00、東和ITで釜石道から東北自動車道に入り一路古川ITを目差した。バスの車内は組合員40人とお子さん達も5人位は居られた。
参加費は1戸につき一人無料、二人目以降は2千円/人となっている。 直ぐ飲み物が配られ、朝の一杯でその上、お酒のツマミも付いてさながら宴席状態に変った。
宮城県鳴子町は標高が300m~500mの山間地にあって年間200万人もの観光客が訪れ白い湯煙が漂う自然が調和した温泉地だという。
ところが米価の低迷に加えて国が生産(減反)廃止にを打ち出すなど、コメ作りの環境は厳しさを増している。600戸以上の鳴子の農家は無くなってしまうとの危機感から、鳴子の田んぼを守るために、新たな挑戦が始まっているという!
それは『東北181号』という品種で、耐冷、耐病、良食味の低アミロース米の開発を目標に、一生懸命みんなで育てた鳴子の米をブランドにしたという。
ユニークなのは販売価格を経営が成り立つ農家の利益から逆算して決めている。生産者米価は60㌔1万1千円前後だが、ほぼ倍の2万4千円に設定し、人手不足と高齢化が進み一部は自然乾燥ではないか自然乾燥米は3万円値上げしたという。
予告なしの値上げで苦情が殺到かと思われたが意外にも予約の7割が値上げした自然乾燥米だったという。鳴子の独自のコメ作りと販売する購買客のほとんどが農家個人で予約済となっている。
今年9年目を向える宮城「鳴子の米プロジェクト」温暖化で山地のコメが平場よりおしくなったとも言われている。この後、鳴子温泉、湯の里・幸運閣に行って昼食をご馳走になった。日本こけし館はつづきとする。(7/5撮影)
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