2013年11月2日土曜日

御所 秋の一般公開2013

京都御所(京都市上京区)の秋の一般公開が10月31日(木)から11月4日まで始まり1日観覧した。
秋の一般公開が10月31日(木)から11月4日まで始った。入場は宜秋門(ぎしゅうもん)。秋の一般公開は4年ぶりで、雲一つない快晴に恵まれ、御所は14世紀以来500年以上の永きにわたり皇居であり、いにしえの宮中文化を大勢の観光客が楽しんだ。
参内した控えの間を「諸大夫の間」。襖絵にちなんで身分の上下による部屋が並び桜の間を指している。入場は宜秋門(ぎしゅうもん)、御車寄まえをすぎ、参内した控えの間を「諸大夫の間」、虎の間・鶴の間・桜の間の襖絵にちなんで身分の上下による部屋が並び桜の間を指している。
いつも外側で内側から見た建礼門。
新御車寄は大正天皇・皇后の玄関で即位礼に際し建てられた。 南側に建礼門が見え、正面に朱色の承明門がある。
承明門から見た紫宸殿。
紫宸殿のまえに正面に朱色の承明門がある。さらに建春門や蹴鞠が奉納されるところがあったが2日(明日)10:00からと11:00の2回行われる。
春興殿の前は広く、紫宸殿に入る前に活花や檜皮葺屋根実物模型があり、皮は立木から剥ぎ取るという屋根の葺き替えは30年の周期だという。
清涼殿。
紫宸殿、白砂の南庭(だんてい)には東に「左近の桜」西に「右近の橘」が植えられている。紫宸殿に入ると正面には大正・昭和天皇も即位礼もここで行った。中央に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれている。
東遊。
小御所。現在の高御座と御帳台は、大正天皇の即位礼に際して造られたもので今上陛下の即位礼に際は東京の宮殿に運ばれて使用されたという。
安摩(あま)。
陵王(りょうおう)。また白砂の南庭(だんてい)には東に「左近の桜」西に「右近の橘」が植えられている。
清涼殿は平安時代に天皇が日常の生活の場として使用された御殿で手前の厚畳は「昼御座(ひのおまし)」といわれる。北側には昆明地の障子と南には、年中行事の障子、外には漢竹・呉竹がある。
御学問所。小御所は諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられたという。慶応3年(1867)王政復古の大号令が発せられた夜、会議が行われた。
御池庭の池があり回遊式庭園、前面は州浜で舟着への飛石がある。欅橋があり、様々な景色を楽しむことができる。 御学問所は入母屋桧皮茸の書院造り、読書始の儀や学芸などの行事に用いられる。
天皇の夏季の「御涼所」。
御常御殿。御常御殿は天皇日常のお住まいとして使用されて御殿で16世紀末以降、清涼殿から独立して建てられるようになった。内部は15室からなっていてこの御殿から北側は奥御殿ともいわれている。 御内庭はほっとする空間で木々の紅葉はまただが美しい。
天皇の夏季の「御涼所」、また孝明天皇の「御書見の間」として利用されてというところまでであった。御三間は七夕や盂蘭盆会の内向きに使われたという。
公開は4日までの午前9時~午後3時半で無料、紫宸殿や清涼殿などを巡る約1キロの見学コース、カエデなどの木々が色づき始め、詰めかけた人たちは盛んに写真に収めていた。

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