2012年6月25日月曜日

奥嵯峨 愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)その1

本堂の本尊は厄除千手観音である 化野念仏寺の奥に愛宕念仏寺があって別名千二百羅漢の寺とも言われいる 右京区の嵯峨野にある天台宗の仏教寺院「愛宕念仏寺」に24日参拝した。別名千二百羅漢の寺とも言われ本尊は厄除千手観音である。
親子の羅漢 仲良しだったか、酒を飲み交わす羅漢嵐山や奥嵯峨野めぐりの始発点として知られ、化野と愛宕の二つの念仏寺があり愛宕山参道の山麓の入り口に位置する。
苔むして好いようの素晴らしい顔の羅漢すっかり緑の苔に覆われて、まるで日本の石器時代を思わす様に寄り添って野辺に座っている 化野念仏寺は観光客が溢れる有名な観光地だが、愛宕念仏寺の方はあまり知られていないがやっと訪れた。化野念仏寺から1㌔ほど北西の方向にある愛宕念仏寺は、なんと言っても見どころは石を刻んだ珍しい1200体もの羅漢さんたち、な、なんと・・・境内のあちらこちらにある。
1200体もある羅漢さんたちを見て何を思う? 草が日除け傘になった羅漢の石仏
当寺は稱徳(しょうとく)天皇(764~770)により、奈良時代、東山区松原通大和大路東入(旧愛宕郡)に建立された歴史のある寺である。
羅漢の屈託の無い笑い声が聞こえた・・・寺門興隆を祈念し、1981年(昭和56)から仁王門の解体復元修理を行なった際に、境内の羅漢像でいっぱいにしようと住職が発願され、素人の参拝者が自ら彫って奉納する『昭和の羅漢彫り』が始まったという。当初は五百体が目標だったが、10年後には千二百体に達し「千二百羅漢慶法要」が平成3年に営まれた。
本堂から眺めた羅漢像 境内のいたるところに羅漢の石仏が並ぶ 今ではすっかり緑の苔に覆われて、まるで日本の石器時代を思わす様に寄り添って野辺に座っている。
地蔵堂前の羅漢の石仏滝に打たれて・・・ この羅漢像は1,200人の一般の参拝者が自分で彫ったもので、羅漢の石像が表情豊かに建ち並び、和やかな雰囲気を漂わせていた。素人が作り上げた羅漢、どれもが個性的でユーモアもあり可愛い、ほのぼのした作品で思わず頬が緩んだ。釈迦が入滅したときに集まったという500人の弟子・五百羅漢は各地の寺院であるが愛宕念仏寺は千二百羅漢は珍しい。つづく・・・ <愛宕念仏寺>
住   所:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
拝観時間:8:00~17:00
拝 観  料:大人300円・障害者 無料
電   話:075-865-1231
交   通:京都バス「愛宕寺(おたぎでら)前」下車すぐ

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