2012年6月15日金曜日

大阪 住吉大社 御田植神事 その1

6月に入り田植えの祭は全国各地の神社で行われているが、大阪府の住吉大社と、三重県「伊雑宮(いざわのみや)」と千葉県の香取神宮とともに、日本三大御田植祭の一つとして、広く世間に知られているとブログ仲間たちの情報を聞き、14日参詣した。
反橋(太鼓橋)は慶長年間に淀殿が寄進した 第一本宮で御田植神事は執り営まれた 住吉大社の御田植神事は、規模も大きく古い伝統を有する田植祭の行事として知られている。
御神田に入って神牛は代掻きを始めた 奉耕者に連れられて場内を2周する神牛古くは摂津国「 (せっつのくに)大阪府北西部と兵庫県南東部を占める旧国名」 の中でも、由緒が深く、信仰が篤い神社として、「一の宮」という社格がつけられ、全国約2300社余の住吉神社の総本社である。
武者行事保存会の青年が奉仕する甲冑武者行列 奴(やっこ)行列 奥から東西に並び、各社殿は西を正面とし、主祭神は第一本宮 底筒男命 (そこつつのをのみこと)第二本宮 中筒男命 (なかつつのをのみこと)第三本宮 表筒男命 (うはつつのをのみこと)「住吉三神」と呼ばれる。南に第四本宮 息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと「神功皇后 (じんぐうこうごう)」)があり住吉大神4柱と総称され海の神として信仰されている。
男児による源平合戦 威厳のある黒い高下駄を履き、薙刀・軍扇を持った総大将 仲哀天皇の妃である神功皇后が三韓征伐に出兵する際に住吉大神の力をいただいたという。神功皇后がご鎮座された背景は、遠征により国家安泰を築くことができたため、摂津国住吉郡の豪族が、住吉三神を祀りその後、神功皇后も祀られたという。
ママに連れられたお稚児さん 八乙女・神楽女八人で、菖蒲の花飾りを頭の上につけた巫女姿をしている 古代大和王権の外交・航海に関連した神社で、遣隋使、遣唐使の守護神でもある。
早苗をしっかり抱いた綺麗どころ 新町廓より、長門国から植女 境内をぐるっと一通り廻ってみたが御田植祭の神事は第一本宮で植女や稚児など行事に関する方はお祓いを受けるので、南の御新田(田んぼ)に行ったが、料金は観覧席1000円で12:00から拝観するという!御神田も一周して見たら自由拝観席があったので一先ず足を止めた。 11:00ごろでまだ時間は早い、御田植祭は午後1時からで神事にも魅力があったが、牛による代掻きの両方は無理のようだった。
植女は、後に乳守の遊女になった しかし、暑い!!、30度以上の好天気、日陰も無い・・・住吉大社の御田植祭は(重要無形民俗文化財)御田植神事保存会が毎年盛大で繰り広げられている。
可愛い子もおった 昭和46年、国の無形文化財に選定され、更に昭和54年、国の重要無形民族文化財に選定された 午後1時、代掻きの牛が場内を2周し御神田に入って代掻きを始めた。今では見ることの出来なくなった代掻き、毎日練習を重ねたこの牛さん、11代目なそうである。 奴さんや鎧兜をまとった武者による風流行列が続いた。つづく・・・

0 件のコメント: