2012年6月21日木曜日

両足院 「半夏生の庭園」 特別公開中

祇園にある建仁寺塔頭・両足院は非公開の寺院だが、6/9~7/8まで半夏生(はんげしょう)の庭園を特別公開している。書院前庭の池辺りには半夏生(半化粧)が群生しており、夏至のころ、白く化粧をほどこす様子から、当院は「半夏生の寺」とも呼ばれている。
書院前庭の池辺りには半夏生(半化粧)が群生しておる 建仁寺塔頭・両足院は非公開の寺院だが「半夏生」が始まるころ門が開く 水辺を彩る「ハンゲショウ(半化粧)」の葉が白く染まった景色は素晴らしく、今、見ごろを迎えている。 半夏生は二十四節気・雑節の一つで半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ(ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧していることから、名を半化粧(ハンゲショウ)ともいう。白い小花が咲きはじめるが、花が地味でドクダミ科の多年草で水辺に生えている。
池の北側には2つの茶室(国宝)があり、織田有楽斎好みの「水月亭」と大村梅軒好みの「臨池亭」があり、お抹茶の接待もされている 650年前に創建された方丈の東側を通って書院に向かうと半夏生がある 池の北側には2つの茶室(国宝)があり、織田信長の弟・有楽斎好みの「水月亭(2畳半台目、暦の席)」とその右には大村梅軒好みの六帖席の「臨池亭」がありお抹茶の(別途500円)接待もされている。
葉の片面が白く変化する様子に梅雨空でも市民たちは情景を味わっていた 夏至から11日目に「半夏生」の時期に花を咲かせることからこの名が付いた 当院は、建仁寺の塔頭寺院で650年前に創建、方丈並びに書院は江戸・嘉永年間に再建されたものが現存している。本尊は「阿弥陀如来立像」、境内北側に当院鎮守の「毘沙門天立像」を祀っている。また龍山和尚に帰依した林浄因は、元(中国)の出身で詩人だが、日本で始めて“饅頭”を作った人物で「饅頭始祖の寺」として知られている。
緑の庭に真っ白な葉が映えて初夏を呼ぶ涼やかな情景である 水辺に生え、またの名を半化粧(ハンゲショウ)言いドクダミ科の多年草である 半化粧は夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)に花を咲かせ、葉の表面だけが白く変化するともいわれ、訪れた市民や観光客は池辺の半夏生を観賞し梅雨の風情を楽しんでいた。
「半夏生の庭園特別公開」
会   場:建仁寺塔頭・両足院
場   所:京都市東山区花見小路通四条下 建仁寺山内
日   程:6月9日(土)~7月8日(日)  
受付時間:午前10:00~午後16:30
拝観料金:大人600円 中高生300円 小学生 無料 障害者無料
※茶室「水月亭」の特別拝観の案内もある
お問合せ:075-561-3216
交   通:阪急河原町駅下車徒歩10分 京阪四条駅下車徒歩7分
       市バス東山安井西へ3分

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