斎宮神社では、6月最後の日曜に行なわれる「夏越し大祓」が午前9:00から営まれた。
6月30日と12月31日に行われる大祓は、日頃生活している間に“心身に付く罪や穢れを除き去る”ための祓えの行事で、6月を夏越の祓・12月を歳越の祓という。
京都の各神社は夏越の祓をする準備が整えられているが、有栖川の斎宮神社は6月の最後の日曜日となっているので行って見た。余り聞き慣れない「斎宮神社」、有栖川から下嵯峨街道(三条通)東にあって天照皇大神を祀っている。
伊勢神宮に仕える未婚の皇女(女王)を斎宮(斎王)ともいう。選ばれた皇女は潔斎所を代え、川で禊・祓の儀が行なわれる。それが斎宮神社で野営の一つ、有栖川禊の旧跡である。また、境内にある椋(むく)の木は樹齢数百年(400年~600年)で御神木になっている。
朝9:00からの「夏越し大祓」の神事、神主の関係者12,3人が大祓詞を上げた。カメラマンは2・3人であった。続いて同神社で「茅の輪くぐり」が行われた。
茅で作られた輪の廻り方だが、先ず、左に一廻り、次に、右に一廻り、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓った。
1691(江戸時代)年ころ、復活し全国各地の神社に次第に広がりをみせているという。京都では6月30日、夏越祓に「水無月」という和菓子を食べる習慣があるが、水無月の上部にある小豆は“悪霊ばらい”の意味があり、水無月は白のういろう生地に小豆を乗せ、三角形に包丁された菓子で三角の形は暑気を払う氷を表していると云われている。 “みな月のなごしの祓いする人は、千年の命のぶというなり” 真夏をひかえ庶民の健康と厄除け・無病息災を願うための「茅の輪くぐり」が24日行われた。
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