2017年5月24日水曜日

西本願寺の国宝「唐門(からもん)」

21日、世界遺産・西本願寺の国宝「唐門(からもん)」の扉が34年ぶりに1日開けられることとなった。来年6月から2022年3月まで修復工事をするのを前に、宗祖・親鸞の誕生日に合わせて特別に開門するという。
国宝・唐門は寺域の南側、北小路通に面した位置にあり、以前は御影堂の前にあったものを元和4年(1618年)に現在地に移建したという。
豪華な彫刻が施されているのが特徴で、見ていると日が暮れるのも忘れるほど美しいとして「日暮らし門」とも呼ばれている。
桃山建築の代表作の一つとされ、高さ8・67m、幅5・37m、奥行き4・4m、檜皮(ひわだ)葺、唐破風(からはふ)造りの四脚門という。
目に飛び込むのは内側を向いた2頭の麒麟(きりん)?。
桃山時代の人達が豪華を連想したであろう獅子や龍、孔雀など、彫刻が原色で装飾されている。
京都の国宝三唐門の一つで秀吉の伏見城から移されたという。
三つの唐門は国宝に指定されている。
豊国神社(とよくにじんじゃ)と大徳寺の唐門である。
開門は午前9時~午後5時で、午後1時までは参拝客も通り抜けられる。次回は未定なだけに貴重な機会であったが間に合わなかった。(5/21撮影)

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