2011年11月13日日曜日

梅小路蒸気機関車館

つづく・・・梅小路蒸気機関車館は京都駅から西に約1,5km七条千本にある。
明治時代に建設された旧二条駅舎が梅小路機関車館の出入口となっている。スチーム号は高々と蒸気と煙を上げる
直線1kを往復する「SLスチーム号」日本の鉄道輸送を支え続けた蒸気機関車を貴重な産業文化財として、動態保存を目的とした日本初の施設である。デフレクタ(除煙板)ツバメマークの名で一世を風靡した
C55刑1号機開設されるきっかけとなったのは、1960年代後半から急速に姿を消していった蒸気機関車の動態保存を行うためであった。形式は動輪の軸数をアルファベットで表したものと、数字で組み合わせてつけている
蒸気機関車の運転席蒸気機関車の形式は動輪の軸数をアルファベットで表したものと、数字で組み合わせてつけている。Aは動輪1軸、Bは2軸、Cは3軸、Dは4軸、Eは5軸となっている。数字は10~49はタンク機関車、50~99は炭水車をつけたテンダ機関車という。その後に続く数字は、機関車の製造順、また中には8620刑、9600刑など改正前の称号がそのまま使われておる。大正時代に製造されたC11-64番目のSL
蒸気機関車の内部蒸気機関車には石炭と水が重要だがその比率があって、D51刑が1km走行するのに水が約100L、石炭約40kgが必要だという!燃料ではなく水が不足して4時間くらいしか走れない!機関車を長時間持たせているのは、機関車を換えているのであって勉強させられた。C61-1号機 とD51-1号機は静態保存され、静かな余生を送っている。C61-1号機 とD51-1号機は静態保存され、静かな余生を送っている
車庫から転車台にだされた左からC51-239号機、デフレクタに鳳凰マークを付けられたC58-1号機、一番人気のあるデコイチD51-200号機デフレクタ(除煙板)ツバメマークの名で一世を風靡し、そのパワーは蒸気機関車の中で格段といわれたC61-2号機、重連の復活運転を期待したいものだ。 また車庫から転車台にだされた左からC51-239号機、中心にはC58-1号機、デフレクタに鳳凰マークを付けられた天皇陛下のお召し列車である。一番人気のあるデコイチD51-200号機である。僅か1キロだがSLは走る
天皇陛下のお召し列車の付属品敷地内では、直線1kを往復する「SLスチーム号」の引く、オープン客車に乗ることができ家族や祖父母に連れられたちびっ子たちが賑やかだった。
このSLは毎月代わりで梅小路に動態保存されているSLにより運行されている。
現在も車両基地としての機能を有しており、営業線とも接続されていて、蒸気機関車の検査・整備も受け持っている。デコイチから見た車庫の風景
蒸気機関車といえば、子供のころの懐かしさも甦る、JR東日本(前国鉄時代)ふるさと岩手、花巻駅~釜石駅を結ぶローカル線がある。現在は賢治の『銀河鉄道の夜』といわれ愛称は“銀河ドリームライン”となっている。
1950(昭和25)年、花巻~釜石間全線開通のころだが、また幼少だった頃、父母に連れられSLに乗った記憶がある。仙人峠でSLが途中で脱線し前の座席に頭を酷く打ち付った(以後馬鹿になった気がする(笑い))、トンネルの真っ暗な中、父に背負われて脱出した衝撃的事実はいまも忘れない!懐かしいデコイチ列車の前で
噴煙を上げて汽車が走る花巻~釜石間は90.2km、岩手は日本一広い県で時間はSLで2時間を要した、仙人峠から陸中大橋間の距離約 4 km 、標高差が 300mもありトンネル、またトンネル続きで煤煙と暑さは容易ではなかった。それから後も夏・冬休みには親戚を尋ねるが仙人峠を越えなければ釜石駅には着かなく子どもの頃の一人旅は遠く感じた。秋晴れの日、梅小路蒸気機関車館を観てふと懐かしいふる里のSLの郷愁をおもった。(完)
<梅小路蒸気機関車館>
住  所:京都市下京区観喜寺町 電話:075-314-2996
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30)
休 館 日:毎週月曜(祝日・春・夏休みは開館)
      年末年始 12月29日~1月3日
入館料金:大人(高校生以上)400円子供(4歳以上)100円
       障害者手帳提示 200円
スチーム号(運転時間、11:00 13:30 15:30)
乗車料金:大人(高校生以上)200円子供(4歳以上)100円

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