2010年9月25日土曜日

2010高瀬川 舟まつり

舞妓さんも傘を差して
歴史のある高瀬川「一之船入」秋分の日、第21回目の「高瀬川舟まつり」が10時過ぎ、雨交じりのなか開催された。 雷鳴とともに雨が激しさを増し、中止ではないかと気を揉むバスの乗客の一人だった! 会場に行くと少し雨も小止みなり、既に関係者が用意をされていた。 高瀬舟と舞妓さん
舞妓さんの衣装が雨で濡れたら・・・舞妓さん二名も到着して、やっと華やかなまつりムードになった。「高瀬舟」で知られる高瀬川は、中京区木屋町二条付近より鴨川から受水して「一之船入」としている。
大正9年6月まで306年間運行した1611(慶長16)年、高瀬川は江戸時代の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)が二条~伏見間に開いた運河で重要な物資輸送路を運航した。京都の中心部に物資を運びいれ、この辺りを起点とし鴨川から水をとり入れ、十条まで南下、さらに鴨川を横断して伏見に通じていた。特に、材木屋の問屋が多く京都~伏見の間、材木を積んだ高瀬舟の往来が多く、盛時には百数十艘が航行し大阪など物資を運びいれた。舞妓さんによるお茶の接待もある
舞妓さんは日本髪、だらりの帯後姿も好い高瀬川舟まつりのメインは先斗町の舞妓さんが高瀬舟に乗って華を添える。
雨天で心配したが事無く、着物姿の舞妓さんは川辺で舟に乗り込み等、たくさんのカメラ愛好家の人たちはシャッターを切っていた。
舟まつりでは舞妓さんによるお茶の接待などもある。
今年はチャンバラ教室「武志塾(さむらい塾)」パフォーマンスや高瀬川舟上での学生による落語三台などが開かれ、訪れた人に笑いを誘っていた。 チャンバラ教室「武志塾(さむらい塾)」パフォーマンスが盛り上げた
写真愛好家が舞妓さんを写していた高瀬舟は江戸時代に物資を輸送された平底の舟で、家族連れや観光客らが岸から移って川面の風景を楽しみ写真を写していた。高瀬川舟まつりに限り、隣の島津創業記念資料館も無料公開・がんこ高瀬川二条苑も庭園は無料である。
<高瀬川舟まつり>
開催場所:京都市中京区木屋町二条下がる
       高瀬川一之舟入付近
開催日時:毎年9月23日10:30~16:00
行事料金:見物無料(但し:お茶席有料)
交    通:市バス京都市役所徒歩3分

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