2010年3月4日木曜日

流しびな 下鴨神社

3月3日、左京区の下鴨神社で子どもたちの健やかな成長を祈る「流しびな」の神事があった。流しびなのさんだわらは赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛
賀茂御祖神社、流しびなの神事あった葵祭りでも有名な賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は‘通称’下鴨神社といって、境内の中にある糺の森(ただすのもり)がある。
森林の全域が昭和58年(1983)に国の史跡として指定、保存されている。また平成6年(1994)には神社全域が世界遺産に登録になった。
東京ドームの約3倍、約12万4千平方メートルの面積がある。
参拝者と観客・写真愛好家は流しびなを狙う3月3日桃の節句、無事大きく育つことを願う
河合橋を通り北へ進むと一の鳥居、直線の参道が続く、奈良の小川の御手洗橋を渡り二の鳥居、楼門を入るとたくさんの参拝客が「流しびな」を観ていた。流しびなは、恒例の3月3日桃の節句に下鴨神社の境内に流れる御手洗川で行われる。
流しびなの桟俵(さんだわら)は赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛。子どもの成長を願い御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられる。
幼稚園児さんだわらに乗せた紙の雛人形を御手洗川に流した流しびなは、日本古来の伝統行事で人形に災厄を託し、川や海に流すことによって厄祓いする習慣から始まった。
女の子が生まれたら無事大きく育つことを願い、小さな人形を飾るお祭りとなったが、今でも各地に流し雛の風習が残っている。和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め川や海へ流す・・・すくすくと成長すること願って
束帯姿の男性と十二単姿の女性御手洗川前には、束帯姿の男性と十二単姿の女性が主役、宮川町の舞妓さん、京都タワーのマスコット・たわわちゃんらがさんだわらに乗せた紙の雛人形を御手洗川に流した。続いて、幼稚園児が元気いっぱいに合唱をした後、大勢の参拝客が次々と雛人形を流した。橋殿に飾ってある七段飾りのお雛様を記念撮影いくつかなー可愛いお穣ちゃん
流しびなは、雛祭りの大基となった行事で雛祭りの起源は、3月3日の上巳の節句の薬草摘みだったが、民間では女児の祝い日としてひな祭りをするようになった。
源氏物語にも出てくるほど歴史ある行事で、やがてこの行事は宮中のひいな遊びへと発展し、この日に曲水の宴が行われたという。
雛祭りへと変わりつつ、現在でも流しびなは、各地に残っている。橋殿に飾ってある七段飾りのお雛様を記念撮影した。参拝客は大勢だった和服姿4人と横浜の2人
梅がきれいに咲く桃の節句、“京の流しびな”の帰路、楼門で和服を着た4人連れと2人連れの女性にあった。2人連れは横浜からの観光客、また京都にぜひ来たいと話していた!

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