開基は小野篁(たかむら)卿、あの世とこの世を往来する神通力を持ち、昼は宮中に、夜は閻魔之廰(えんまのちょう)に仕えたと伝えられ、朱雀大路頭に閻魔法王を安置ことに始まる。
応永15(1408)年春、後小松天皇は室町三代将軍・足利義満の北山殿に招きを受けた際に、引接寺に寄って桜を観たがいたく感服したという。
紫式部と供養石塔。
以来五月に行なわれる「大念仏狂言」は、京都三大念仏狂言のうち、唯一の有言劇で市無形民族文化財に指定されている。
琴平桜。
花は白く、花弁の中から双葉がでて、茎が長く垂れ下がる情景が「普賢菩薩」の乗った象の花に似ていることからその名が付いたという。
別名「ゑんま堂普賢」とも言って、咲いたときに双葉を持ち、花冠のまま落ちる珍しい桜である。(4/18撮影)
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