元離宮 二条城の桜

6日、明日は雨の予報でしだれ桜が散ってしまうので、16:00から地下鉄東西線で二条城前下車、二条城は直ぐは西側にある。江戸時代の城で1603(慶長8)年、初代将軍徳川家康が、京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として造営した。

京での宿泊として建築した城で、戦乱や籠城を意識した建物ではなく、その呼び名も”二条新御所”とか”二条亭”などと呼ばれ天守閣も当初なかったという。

二条城は外国人の観光客が多い・・・。

伏見城から五層の天守閣が移築されたが落雷により焼失、その後、二条城は天守閣は必要性が認められないため再建されなかったという。

城内には、50種約400本の桜の木があり、「桜の園」には多くの里桜が植えられている。

十五代将軍徳川慶喜が二条城で「大政奉還」を宣言し、歴史の流れの大きな転換がなされ、近世の終焉の象徴がここに実現した。

豊臣秀吉の残した文禄年間の遺構と、家康が建てた慶長年間の建築、家光がつくらせた絵画・彫刻などが総合されて桃山時代様式の全貌を垣間見ることができる。

キレイな紅しだれ桜だった。

徳川家の栄枯盛衰のみならず、日本の歴史の移り変わりを見守ってきた城である。

八重紅しだれ桜が多く植えられている。

この地は平安時代の大内裏、神泉苑、冷泉家などの貴族の邸宅があったところで、広さは東西約500ｍ、南北約400ｍの長方形の総面積275000㎡規模を誇る。

二条城ライトアップをしようと思ったが17:00閉門、18:30からだというので残念だが帰った。（4/6撮影）