2015年12月16日水曜日

洛東 養源院の紅葉

14日、三十三間堂の東側にある、血天井や宗達襖・杉戸絵などがある養源院(10/6/28公開)に行った。養源院は後白河天皇法住寺陵に隣接していて、この14日は義士会法要があった、がしかし、余りの美しさに見惚れて山門をくぐり中に入った。 
玄関までの長い参道、いまが紅葉が美しい・・・ときと感じ、庫裡や鐘楼にもお邪魔した。
燃えるような赤や黄のモミジはひっそりと佇まいしていた。
豊臣秀吉の側室、淀君が父浅井長政の菩提を弔うため、秀吉に願い、養源院は1594(文禄3)年に建立した。 、
開山は比叡山の天台僧であった成伯法印(せいはくほういん)長政の従弟、長政の法号「養源院」を寺名にした。
本堂の左右と三方の廊下の天井は、1600 (慶長5)年の関ヶ原の合戦の前哨戦となった伏見桃山城落城の際、将軍家康公から伏見城の守備を命じられた。
徳川家臣、鳥居元忠一族が城を死守し、最後に自決した廊下の板を天井に上げ、その霊を弔ったもので、俗に血天井として知られている。
火災に遭い(元和5年)焼失するが、2年後に淀君の妹、徳川秀忠の妻おごうが懇願して伏見桃山城の遺構を移して再建したのが現在の本堂である。
以来、徳川家の菩提所となり歴代将軍の位牌が祀られている。図らも養源院のモミジを観る事が出来てよかった。(12/14撮影)

0 件のコメント: