水がなくてもきれいな紫色の花を咲かせる同神社の南側には紫色の「イチハツ」の花が、堀一面に美しく咲き誇っていた。
聞き慣れない名前の語源はアヤメ科の植物のなかで、”いち早く咲く”ので、イチハツ(鳶尾)の命名の由来といわれ、原産は中国で江戸時代に日本へきたという。
イチハツ(一八)の別名は、鳶尾(えんび)または鳶尾草といって花の中央の花柱が“鳶が羽を休めている様子に似ている”からという。
ツツジとイチハツの競演イチハツの特徴は、外側の花びらの中央にトサカ状の白い突起があり花びらに少し濃い色で斑点模様がある。
アヤメやカキツバタと非常によく似ているが、イチハツは水がなくても紫色の花を咲かせ、目に沁みる美しさだった。
同神社では5月18日に御霊祭が行われ、境内の拝殿には巡行する三基の神輿も飾られていた。(4/29撮影)
<上御霊神社 イチハツ>
住所:上京区上御霊前通烏丸東入ル
電話:075-441-2260
拝観:境内自由
交通:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車、徒歩すぐ
0 件のコメント:
コメントを投稿