艶やかな十二単姿の第60代齋王代を務める左京区の白井優佐さん(26)が童女や女官約50人を従えて境内に姿を見せた。
御手洗川を跨ぐように建てられた橋殿(国・重要文化財)に進み、斎王代と童女たち、女官50名が整列した。
祝詞奏上でお祓いを受けた後、雅楽の流れの調べに合わせて斉王代は童女4人とゆっくりと橋殿の北側に進んで、両手を伸ばし神職から川で汲んだ水で身を清めた。
大勢の参列者が見守るなか、斎王代・白井さんは罪や汚れを流し、心身ともに清浄潔白となって手を合わせた。
御禊の儀の儀式も無事終了、女官、童女たちも安堵、斎王代の白井さん、緊張の面持ちが解れたのか、これから記念撮影した。
御禊の儀は平安朝の優雅な古典行列で平安貴族そのままの姿で王朝絵巻を思わせる色鮮やかな十二単衣姿で神事に臨んだ。
ヒロイン・十二単衣姿に身を包んだ斉王代や女人列に写真愛好家と参列者たちは一足先に葵祭の雰囲気になっていた。
葵祭の『斎王』は未婚の内親王が務めたが、現在は京都在住の未婚女性から選ばれるため「代」を付けて呼ばれているもので1200年と歴史がある。
平安絵巻を彷彿させる行事で齋王代以下約50人の女人行列で齋王代の髪はおすべらかし、装束は十二単衣の鮮やかな紋を織り出した豪華なものでまさしく絵巻物語そのものである。
京都三大祭の一つ、葵祭の行列は5月15日京都御所を10:30出発し、下鴨神社から加茂街道を通って上賀茂神社へと向かう。
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