花見小路通にあるお茶屋・廣島屋さん前では舞妓写真愛好家の方たちは4,50人に増えていた。
お茶屋・廣島屋さんの玄関先では今日にデビューする「小衿」さんの真新しい表札が輝いていた。
新舞妓さんの「小衿」さんは、誂えた黒紋付に身を固め緊張の面持ちの女将さんに連れられ左足から敷居を跨いだ。
晴れて「小衿」さんは、正装の黒紋付と扇子を持ち、お茶屋・廣島屋さん前で記念撮影をした。
これからいよいよ「お店だし」の挨拶廻りであったが、いつもの男衆さんでは無く少し面食らった感じであった!
新舞妓さんの「小衿」さんは正装の黒紋付姿でお茶屋さんに回り「おかぁ~さん、どうぞよろしゅ、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
僅か15、16歳の初々しい少女が晴れて舞妓さんになるというお墨付きができ、だらりの帯とぽっくりの音も軽やかに、新舞妓さんの小衿さんは男衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
また祇園甲部では一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができず、白粉も三日間は女将や先輩の芸舞妓さんが付けてくれるという。
舞妓の「小衿」さんは「芸妓」になる前の5~6年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し、芸妓さんになるための修業をするという。
ご贔屓筋の美容院にも立ち寄って挨拶をした。
各置屋さんでは‘お仕込み’ さんと呼ばれ、次段階になるのが「お店だし」舞妓デビューとなり、20歳ごろ芸姑さんの‘衿替え’と呼ばれる儀式がある。
お店だしとは幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことである。
今日、お店出しは特別な日で『襟足』のおしろいは三本足(通常2本)に塗った。
今日は祗園甲部の置屋・廣島屋さんの小衿さんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で嫌が上にも熱があがり祗園花街は混雑になった。
明日(16日)は今日のお礼のごあいさつがある。(5/15撮影)
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