2014年12月1日月曜日

祇園甲部 店だし

1日、祇園甲部の置屋・ニンベンさんで午後1時前から「店だし」が行なわれた。店だしとは『舞妓さんデビュー』のことで、幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式をすることをいう。
今日デビューする舞妓さんは「豆純(まめすみ)」さんという。
祇園甲部の置屋・ニンベンさんで「店だし」が行なわれた。今日デビューする新舞妓さんは「イ」さんの「豆純(まめすみ)」さんで、正装の黒紋付と扇子を持ち、にこやかに男衆さんとご挨拶に向った。
京舞の井上八千代さん宅にご挨拶した。
男衆さんと一緒に白川巽橋を渡ってご贔屓筋に挨拶した。花街の中で祇園甲部と言えば京舞の井上流五世家元の井上八千代さん宅にご挨拶に伺った。
店出しは、特別な日で襟足のおしろいは三本足(通常2本)に塗る。朝から小雨が降りだし一向に止まないが、新舞妓さんの「豆純」さんは正装の黒紋付姿でコートも羽織らずご挨拶に廻った。
男衆さんは一力茶屋の暖簾を潜り開けた。
花見小路の一力茶屋へ挨拶に向う、晴々とした表情でカメラマンのポーズに従った。
写真愛好家は30人から40人、小雨も熱気で気にならなく新舞妓さんの「豆純」さんを撮影した。
今日は嬉しい祝い日で顔がほころんだ!小雨はポツリポツリと以前として降るが男衆さんの差し出す赤い番傘で凌いで、ご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
雨が小止み降り、思わず空を見上げた。新舞妓さんの「豆純」さんはコートも羽織らず、男衆さんの手引きで一力茶屋に向かい丁寧に挨拶をした。
置屋、小田本さんにも挨拶した。
舞妓になるまで置屋では「仕込み」と呼ばれ、京言葉や立ち振舞いなど舞の芸事を習得し、これらが及第点に達し、晴れて舞妓さんになれるというが、僅か16歳の初々しい少女である。
豆純さん、多麻さんの脇で撮影。置屋、多麻、つる居さんが二軒並んである。
また一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができないという決まりがある。
四条花見小路信号待ちで・・・。
進々堂さんからご祝儀を頂く。新舞妓さんの「豆純」さんは“芸妓”さんになる舞や三味線、お囃子などを勉強し修業をするという。
お茶屋、富美代さんは絵になる光景。小雨の降る中、だらりの帯とぽっくりの音も軽やかに、新舞妓さんの豆純さんは、祇園甲部を隈なく廻った。
雨の降る「店だし」だったが豆純さん、本当にお疲れ様でした。
置屋、中ぎ志さんにも挨拶に行った。置屋「イ」さんに戻って行った男衆さんと舞妓さんの豆純さん、雨のなか、お疲れさんでした。(12/1撮影)

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