今日デビューする新舞妓さんは「イ」さんの「豆純(まめすみ)」さんで、正装の黒紋付と扇子を持ち、にこやかに男衆さんとご挨拶に向った。
花街の中で祇園甲部と言えば京舞の井上流五世家元の井上八千代さん宅にご挨拶に伺った。
朝から小雨が降りだし一向に止まないが、新舞妓さんの「豆純」さんは正装の黒紋付姿でコートも羽織らずご挨拶に廻った。
花見小路の一力茶屋へ挨拶に向う、晴々とした表情でカメラマンのポーズに従った。
写真愛好家は30人から40人、小雨も熱気で気にならなく新舞妓さんの「豆純」さんを撮影した。
小雨はポツリポツリと以前として降るが男衆さんの差し出す赤い番傘で凌いで、ご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
新舞妓さんの「豆純」さんはコートも羽織らず、男衆さんの手引きで一力茶屋に向かい丁寧に挨拶をした。
舞妓になるまで置屋では「仕込み」と呼ばれ、京言葉や立ち振舞いなど舞の芸事を習得し、これらが及第点に達し、晴れて舞妓さんになれるというが、僅か16歳の初々しい少女である。
また一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができないという決まりがある。
新舞妓さんの「豆純」さんは“芸妓”さんになる舞や三味線、お囃子などを勉強し修業をするという。
置屋「イ」さんに戻って行った男衆さんと舞妓さんの豆純さん、雨のなか、お疲れさんでした。(12/1撮影)
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