2014年12月12日金曜日

第23回ポインセチア展 (府立植物園)

師走を迎えクリスマスシーズン頃になるとポインセチアの鉢花は人気が急上昇してくる。1991(平成3)年に開催してことしで第23回を迎え、京都府立植物園ではポインセチア展を開催している。
メキシコ・タスコ近郊でアステカ族によって栽培されていたという。
京都府立植物園ではポインセチア展を開催している。ポインセチアの花は、赤い花びらのように見えるのは、赤や白、ピンクと色のついた部分は花ではなく、葉の変化したものである苞(ほう)という部分で、芽や蕾を包み込む苞葉と呼ばれ葉の一種と言う。
クリスマスシーズン頃になるとポインセチアの鉢花は人気が増す。
花は花弁も萼(がく)もなく、一つの雌花と多数の雄花からなり、一見それらが雌しべや雄しべにみえるという。
苞(ほう)は赤色などに着色して大きな花弁状となり、この部分が鑑賞される。 椀状花序の下にある苞(ほう)は赤色などに着色して大きな花弁状となり、この部分が鑑賞される。
ポインセチアはアメリカで改良がされている。
観覧温室のポインセチアは水を受けていた。ポインセチアの歴史は南米メキシコ・タスコ近郊でアステカ族によって栽培されていたという。 ポインセチアの鮮明な赤い色を純潔の象徴としてアステカ族の人々は愛したという。
花弁。またポインセチアの苞から赤紫色の染料を採り、樹液を熱さましの薬としても利用いていたという。
北大路近隣の保育園児が20数名訪れキレイな花を観ていた。フランシスコの宣教師が17世紀にタスコ近くに住み着き、クリスマスの頃に赤く着色するのを見て聖Pesebreのお祭り誕生祭の行列に使われるようになり、その習慣がメキシコ中に広がっていったという。
斑入り模様もある。
葉の形の包葉が赤く染まるのが鑑賞の対象で、その赤さはキリストの血の色に例えられたという。
ショウジョウボク(猩々木)。名前の由来は1836年、初代駐メキシコ米大使のJ・R・ポインセット氏に因んで付けられ日本には明治時代に上陸したいう。 和名は、“猩々”に似ていることから「大酒飲みの赤い顔が伝説上の動物」であるショウジョウボク(猩々木)と名付けられたというが「ポインセチア」の方が親しみがある。
原産国のメキシコでは、「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれ、“聖夜”という意味があり“クリスマスの花”になっている。
ことしで90周年を迎える府立植物園。
その特設会場の全容。観覧温室にはポインセチアの展示品種約100品種1000鉢が展示され、この花を鑑賞するとことしも師走が訪れたことを実感した。(12/12撮影)
<第23回ポインセチア展>
開催場所:京都府立植物園 観覧温室ジャングルゾーン及び特別展示室
開催期間:2014年12月5日(金)~25日(木)
開催時間:10:00~16:00(観覧温室入室は15:30まで)
観覧料金:大人200円、高校生150円、小中学生80円 
           ※別途入園料が必要/一般200円、高校生150円、中小生80円
問合わせ:075-701-0141ポインセチア展

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