本門法華宗大本山の妙蓮寺は、上京区の堀川寺之内バス停を西へ入った北側にある。山門は文政元年に禁裏から移建し両袖番所付で風格を感じさせる。
宗祖日蓮上人より帝都弘通の遺命を受け1294(永仁2)年に創建された。寺号を妙法蓮華寺(柳寺)称したのが始まりと謂われている。
境内では今、白や紅・ピンクの「芙蓉」の花が見ごろを迎えている。
芙蓉はアオイ科フヨウ属で、花は朝咲いて夕方には終わる一日花で、ムクゲと花が良く似ているが、芙蓉の木は枝を横に伸ばし葉は丸みを帯びた特徴がある。
芙蓉は種類も豊富で一重ピンクや一重白・一重酔芙蓉や八重酔芙蓉・くす玉芙蓉・二重ピンク・一重濃ピンクがある。
山門の入口の両脇にも数本の酔芙蓉の木があり美しい花を咲かせていた。
境内は芙蓉の木が多く、妙蓮寺は“芙蓉の花の名所”である。(8/3撮影)
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