バルテュス展は、東京、京都で開催され国内最大規模で,、2001年2月18日に死去されてから初めての大回顧展という。日本とスイスの国交樹立150周年を記念し、1967年にバルテュスと結婚した節子夫人の全面的な協力を得て開催された。
バルテュスのご夫人、節子さんは日本人で、和服を着て写っている記念写真もたくさんある親日家であった。
本展は公開されることの少ない個人蔵の作品を含め、世界各国から集められた40点以上の油彩、さらには素描や愛用品なども紹介されている。
画家・バルテュスを象徴する少女の絵が生涯にわたりモチーフとし、彼にとって少女は「この上なく完璧な美のシンボル」であったという。
少女の室内画に、どこか神秘的で緊張感に満ちた独特の情景が描かれ、多くの人々に愛され続けている。
代表作の「美しい日々」「夢見るテレーズ」や節子夫人を描いた「朱色の机と日本の女」などのほか、スケッチ、愛用品約100点を展示している。 晩年を過ごしたスイスの家のアトリエも再現されている。 「京都はバルテュスと私が出会った地」と節子夫人は言っていた。
ピカソをして“20世紀最後の巨匠”といわしめたバルテュスの世界に触れられるまたとない機会、既に観覧のため多くの方々がご来場され、バルテュス作品の独特の世界観に魅了されている。
<バルテュス展>
会期:7月5日(土)~9月7日(日)※月曜休館。
時間:9:00~17:00
会場:京都市美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話:.075-771-4107
観覧料:一般1500円、高校・大学生1000円、小・中学生500円
(障害者手帳提示・無料)
交通:市バス「美術館前」直ぐ。
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