左京区の真如堂は比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で正しくは鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺と言う。
今から千余年前、平安初期に比叡山の僧、戒算上人が本尊・阿弥陀如来立像を安置したのがその始めである。
神楽岡通りの朱塗りの総門から参道に入ると白、紫、赤などの美しい花をつけるムクゲに合えた。
本堂に通じる幅広い石畳の参道脇に多種類のムクゲが咲いている。
左手には、背丈ほどの高さのムクゲが数10本ほどが一重や八重咲きの白、紫、桃色のきれいな花をいっぱいつけていた。
ムクゲはアオイ科の落葉低木で、朝に開花、夕方にはしぼんで枯れる儚い花だが、次から次へと涼やかで優しい大輪の一日花を咲かせる。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。
ムクゲの花は韓国の国花としても知られて、
薬草としての効能もあり、葉は茶の飲料するという。酔芙蓉へつづく・・・(8/26撮影)
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