黒木の梅（京都御苑）

京都御苑は市内の中心部にあって市民の憩いの場、豊富な緑に包まれた「国民公園」で終日解放されている。烏丸通りから丸太町通りを東へ進むと間ノ町口の近くには九條邸跡や拾翠亭、厳島神社がある。

境町御門は京都御所の正門で建礼門前から南に延びる大通りは葵祭や時代祭には大勢の観客で混雑する。
京都御苑はいま、かつて九條家本殿にあった「黒木の梅」と呼ばれる一本の遅咲きの梅が満開を迎えている。
四つ目垣で囲まれ一際目を惹くのが“黒木の梅”で、御苑の建礼門が遠目に見えた。
偶然、黒木の梅で遭遇した「五体不満足」の作家の乙武さんは足早（車イス）で立ち去った。
黒木の梅は、その存在感と色彩は遠くからでも圧倒させられ、近寄って梅花を観察、花や枝ぶりも「見事」で、冷たい春風が吹くなか、訪れた人々は寒空に誇らしげに咲く紅梅を写真におさめておった。
また、梅林の梅も見ごろを迎えている。