2012年3月16日金曜日

梅宮大社の梅と椿

咲耶池と西山を借景にしている総門前の白と紅の梅
梅の咲くころになると思い出す梅宮大社は、お酒の醸造や授子・安産などで親しまれ、“梅”が神花となっている。奈良時代、橘氏の氏神として現在の綴喜郡井手町付近に創建したのが始まりといわれる。池と白梅
神苑門入口平安時代の始めに嵯峨天皇の橘嘉智子(たちばなのかちし)檀林(だんりん)皇后によって現在の地に移された。薄桃色の梅の花
真紅色祭神は本殿四座を(酒解神・大若子神・小若子神・酒解子神)祀って古くから安産と造酒の神として有名である。神苑入口前で
五弁の梅嵯峨天皇の壇林皇后は子宝に恵まれず、当梅宮大社で授子祈願し、仁明(にんみょう)天皇が生まれことから、子授けの神として広く信仰された。満開の梅花
椿とキンカン境内の「またげ石」は本殿東にあり、祈祷を受けた後、夫婦が3回跨ぐと子宝に恵まれるという風習がある。現在、授子の御守、安産産砂御守、安産岩田帯などが売られている。
神苑入口前の白梅の花が満開に咲いていた。今年は寒さもあっていつもより3,4週間遅い!
散り椿梅宮大社は“梅”を“産め”にかけているのだが、梅や椿も見ごろになっている。春から初夏にかけての咲耶池(さくやいけ)の周囲には、神花の梅や椿ともに、桜・ツツジ・カキツバタ・菖蒲・紫陽花が植栽され、季節にあわせて次々と咲き楽しめる。イチハツとは違うようだがアヤメの花が咲いてる
茶室「池中亭」東苑にある茶室「池中亭」では、ときどき茶会が開かれているという。梅宮大社の神苑の池は桂川から引水、鯉がのんびりと泳いでいた。長閑な田園風景に造られた梅宮大社
奥にはこれから咲く花々の庭園があったいつまでも残したい、長閑な田園風景に造られた日本第一酒造の祖神・子授け安産・学業、音楽、芸能の神の梅宮大社である。
<梅宮大社>
住所:〒615-0921京都市右京区梅津フケノ川町30
電話:075-861-2730
拝観:境内自由9:00-17:00
    神苑入苑料・500円・障害者250円
交通:市バス「梅宮神社前」下車、北へ約3分。
    阪急電車嵐山線「松尾駅」下車、東へ徒歩約15分

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