祇園街の中にある安井金比羅宮は縁切り神社としても知られ、使い古したり折れた櫛に感謝する「櫛まつり」も行われている。
12月10日、終い金比羅祭が行われたが、この日から初金比羅の1月10日まで、稲穂に紅白の折鶴や松竹梅を配した新春にふさわしい“吉兆・稲宝来(3500円)”の縁起物が参詣者に授与されている。
1156年の保元の乱に敗れ、讃岐(香川県)で崩じた崇徳天皇の霊を慰めるために1275年~77年(建治年間)に大円法師が建立した光明院観勝寺が安井金比羅宮の起こりである。祭神は崇徳天皇、大物主神、源頼政の三神を祀っている。
縁切り神社としても知られる安井金比羅宮、悪縁を切る“碑”(いしぶみ)、悪縁を断ち切り、良縁を結ぶ石がある。
主祭神の崇徳天皇が自ら国家安泰を祈られ讃岐の金比羅宮で一切の欲を断ち切ったと云う故事に習い、江戸時代より続けられた断ち物の祈願所として信仰されている。
祇園街のど真ん中にある安井金比羅宮は、若い女性たちが多く参拝する姿がみられたが「縁切り神社」の絵馬には表現を現実的に苦悩があるがままにルアルに名指しで描かれている!
古より旧を脱皮して新鮮な我を甦らせる縁切り、男女の縁はもちろん、病気・酒・煙草、賭け事など祈願成就を導く神として全国に有名である。
讃岐安井金比羅宮より勧請した大物主神と源頼政を祀ったことから安井の金比羅さんの名で知られるようになった。
<安井金比羅宮>
場所:京都市東山区東大路通松原上ル下弁天町70
電話:075-561-5127
境内:無料
交通:市バス、東山安井下車すぐ
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