下京区の梅小路蒸気機関車館では保存してある最古のSL「ネルソン」を11日から13日の3日間だけ展示している。
梅小路蒸気機関車館は、かつてSLの基地であった梅小路機関区の扇形機関庫を活用し、日本の鉄道開業100周年を記念して1972(昭和47)年にSLの博物館として開設している。
同館には大正から昭和の代表的なSL 、19両を保存展示している。そのうち7両を動態保存とし「SLスチーム号」など各地で季節運転されている。
今年、1070刑1080号機が製造から111年を迎え、これを祝い「2011年11月11日」と「1」が並ぶ非常に珍しい年で、このおめでたい日を記念して先頭部分を車庫から出し“SL・ネルソン”は数え年「111歳」の皇寿を迎えて展示している。
1901(明治34)年、ネルソンは英国で製造され日本に輸入された。新潟、栃木のローカルの鉱山などで輸送にあたり1979(昭和54)年を最後に引退、その後、所有者から2年前に同館に譲渡されたという。同型のSLは合計135両輸入されたが、現存するのは「1070刑1080号機」のみとなり大変貴重な機関車である。
明治時代に造られた唯一のSL、ネルソンに、人気アニメ「機関車トーマス」に似た風貌から観光客や子ども連れ家族が記念写真など見学していた。
SLネルソンは皇寿を祝うヘッドマーク付け、きれいに車軸など清掃、ナンバープレートの拓本や皇寿記念の硬券なども限定で販売する。SL、ネルソンの前で、係員からお話を伺っていた。SLは石炭ではなく水が大切なのだという、それとSLは4時間が限度で、毎回機関車を換えながら走っているという。名古屋からの鉄道マニアの方にであった、彼は私と同年代のような方で同館は初めといい京都駅から徒歩で来た。
子どものころの郷愁が懐かしい・・・黙々と吐くけむり、息を切って上る坂道、人生にも似た蒸気音は今遠い!つづく・・・
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