11月13日(日) 、「嵐山もみじ祭」は第64回目を迎え渡月橋上流にて開催された。天下の名勝地として世界的にも名高い嵐山、紅葉に彩られるなか渡月橋上流大堰川(おおいがわ)で平安時代の雅な舟遊びの再現が営まれた。ことしは温暖化の様子で嵐山は11月になってももみじは少し色ついた程度である!
私は、午前中は嵯峨釈迦堂へ行って「夕霧祭」を観てから嵐山渡月橋右岸上流へと歩を走らせた。それにしても人・人・人で歩道は大勢の人で歩けない・・・他府県ナンバーの車も駐車場探しに右往左往していた。やっと大堰川右岸目的の地に着いた!
嵐山の豊かな文化と小倉山のもみじの美しさを讃え、あたり一帯を守護する「嵐山蔵王権現」に感謝し、車折(くるまざき)神社の神職二人が祈りを奉げ午後の部が始まった。
辺り一帯を守護する嵐山蔵王権現に祈り、最後に鏡開きをし御神酒は会場に振舞われた。御神酒船や今様船、一際賑やかな民謡・京寿船、古笛尺八吹奏の天龍寺船、車折芸能神社船の風流扇流し、野宮船の舞楽奉納など色とりどりの各船が大堰川に出船して祭はより賑わいをみせた
嵐山もみじ祭は、渡月橋上流の大堰川に浮かべた色とりどりの船上舞台で、王朝貴族の船遊びで1947(昭和22)年に、嵯峨風土研究会が中心に始めて以来、毎年11月の第二日曜日に行われるようになり、現在は京都嵐山保勝会主催している。多くの船が浮かべて文化・芸能の優雅な絵巻模様を競い、河畔での狂言上演や島原太夫の野点茶会(有料)の御点前披露も行なわれた。
嵐山の豊かな史跡や文化を色とりどりの船上で盛り上げて優雅な舟遊び風景を再現、市民や観光客は岸辺からお茶を一服・・・紅葉は少し先だが、色とりどりの船が浮かび、その風情はいにしえ人の雅を思わせた。
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