4日、左京区の上賀茂神社で、京都三大祭りの最初を飾る「葵祭」を前に、ヒロインの斎王代が身を清めて祭りの無事を願う神事「御禊の儀」が厳かに営まれた。
2012年5月4日金曜日
2012年5月3日木曜日
流鏑馬神事 賀茂御祖神社
3日、葵祭の前儀として道中を払い清める『流鏑馬(やぶさめ)神事』の伝統行事が下鴨神社で午後1時から行われた。

この日は曇天、薄日がこぼれる「糺の森」の約400mの馬場を15秒間で一気に疾走する人馬一体の一瞬の妙技に観覧者たちは、あっけにとられていた。流鏑馬は、「矢伏射馬」とも書れ、馬を走らせながら鏑矢を射ることである。

その歴史は雄略天皇の即位の年(457)に「騁射(うまゆみ)」を行ったと伝え、また天武天皇9年(682)「長柄宮にて馬的射」ともあり、これもまた流鏑馬のことで、古くから行われていたという。
その後は、武家が狩装束姿を着け、流鏑馬を行うのが習となっている。
<流鏑馬神事>
賀茂御祖神社(下鴨神社)
住所:京都市左京区下鴨泉川町59 電話:TEL 075-781-0010
拝観:境内自由
●流鏑馬神事 特別観覧料2000円(葵祭冊子付)
交通:京阪本線「出町柳」駅、叡山電鉄「出町柳」駅下車、徒歩7分
2012年5月2日水曜日
キリシマツツジ2012 長岡天満宮
30日、長岡京市にある牡丹の乙訓寺とキリシマツツジで有名な天満宮の八条ヶ池を訪ねた。

長岡天満宮の八条ヶ池のキリシマツツジは、樹齢100~150年位と推定されており、約80株が植えられていて長岡京市の「天然記念物」に指定されている。大勢の方が真っ赤に咲くキリシマツツジに見惚れうっとりとしていた
。

江戸時代に当地一帯を領した「八条宮智仁親王」が、境内の東側に“八条ヶ池”を築造された。1638(寛永15)年、天満宮は皇室の崇敬が厚く天満宮の東側に、南北に細長くのびるこの池は親王にちなんだもので、翌年境内周囲に堀を掘ったと伝わっている。

以来今日まで農業用の溜め池として利水され、外周は約1㎞、貯水量は約35000トンもあり八条ヶ池は農作物に潤いを与えている。
豊かな八条ヶ池を二分する中堤は、今も参道として使われており、真ん中の石の「太鼓橋」は加賀百万石の前田候の寄進という。

中央にのびる中堤には、真っ赤な“キリシマツツジ”が両側の参道に植えて訪れる観光客・参拝者らは感激のあまり発する声もない・・・。真紅の花を咲かせるキリシマツツジは、九州南部にある霧島山に因んで「霧島ツツジ」と名付けられた。霧島ツツジは野生に近い品種で、大きく株別れしており高さ2.5m~3mにもなるという。

八条ヶ池のキリシマツツジは有名で、その見事な緋色の回廊は我が国随一と言われ、花の満開の季節には多くの参詣者や観光客で賑わっている。長岡天満宮の真紅の花を咲かせる「キリシマツツジ」と乙訓寺の「牡丹」の花々を求めて訪れる観光客や参拝者も多い。

八条ヶ池には水上橋がありその途中には六角舎もあり、風光明媚な池畔には1881(明治14)年からの老舗料亭・錦水亭の張り出しお座敷があり、水面に浮かぶ大小の数寄屋造りの建物と周囲の自然豊かな景観が見事に調和している。長岡京名産の竹の子料理を食べながらキリシマツツジを鑑賞することができる。とれ立て竹の子の刺身は逸品だが、予算の都合で出店で買う竹の子弁当もなかなかの春の味だった!

真紅の花を咲かせる「キリシマツツジ」は、壮大で周辺はツツジの花を求めて訪れる観光客・参拝者も多く中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられ、人々に親しまれている。
<長岡天満宮・八条ヶ池 キリシマツツジ>
場所:京都府長岡京市天神二丁目15-13 :TEL 075-951-1025
拝観:自由
交通:阪急電車「長岡天神」駅から徒歩約5分
JR「長岡京」駅から徒歩約15分
※シーズン中は長岡天満宮(長岡文化会館前)
・牡丹の乙訓寺へ行かれる方はシャトルバス(運賃100円) 利用の方がよい。
2012年5月1日火曜日
乙訓寺の牡丹 2012
30日、京都府長岡京市にある真言宗・大慈山乙訓寺へ牡丹を観賞に行った。弘法大師ご在住の寺としても、牡丹の寺としても多くの人々に親しまれている。

長谷寺第68世能化(住職)海雲全教和上が境内の被害をご覧なり、本尊への供花・荘厳花、参拝者の安らぎを念じられ、牡丹(長谷寺)二株を寄進されたのが始めである。永い間住職が丹精込めて育て、いまや30品種2000株にもなり関西のボタン寺との異名がつくほどになった。
登録:
投稿 (Atom)