2017年1月15日日曜日

祇園甲部 初寄り

花街祇園甲部では1月13日を「初寄り」といって、京舞・井上流五世家元の井上八千代さん宅に女将さんや芸妓さん、舞妓さんが稽古始めのあいさつに伺った。
この一年の始まりを迎えるにあったて井上邸に集まり、新年のあいさつと益々技芸の上達を励んで、ともにお雑煮で祝う、これを“初寄り”と呼んでいる。
お茶屋、新井さんの豆六ちゃんは10日で芸妓さんになる、舞妓は豆千佳ちゃん。
芸舞妓さんたちが11:30過ぎ、色鮮やかな和装姿も華やかに身を包み、髪飾りも艶やかに師匠宅へ新年のあいさつに訪れた。
驚きの声を上げる舞妓ちゃん!
師走13日の“事始め”で一年の締め括りをし、正月準備を始めた芸舞妓さんたちは新年の“始業式”を終えて一と月後、再び師匠宅へ顔を揃へ、一層の精進を誓いあった。
豆六ちゃんは23日に衿替えをする、さっこうを結い舞妓の豆千佳ちゃんが続いた。
つる居さんの女将さんを先頭に芸舞妓さん。
黒紋付正装姿の“始業式”とは得って変わり、初寄りはそれぞれお気に入りの和装姿で挨拶、綺麗な簪の髪飾りも艶やかにだらりの帯が揺れていた。
集団で来たのはお茶屋、西村さんの芸舞妓さん。
小田本さんの芸舞妓さん、勢ぞろいで見ごたえがあった。

つる居さんの紗矢佳さん、紗月さん、茉莉佳ちゃん、美月ちゃん。
祇園花街“初寄り”は、新春を感じさせる‘はんなり’とした着物姿が見られ、舞妓さんと芸妓さんの伝統行事であった。
白川巽橋で西村さんの記念撮影があって良かった。(1/13撮影)

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