亥子祭の神事は三つに分かれ、本殿ノ儀、次に御春ノ儀、御所 献上ノ儀である。
拝殿の座に五人の奉仕女房は臼杵等々の御春式を整えた。
五人の女房。
式司は杵で餅をつき、式員は古歌「神奈月」を唱える。
つき上がった亥子餅を唐櫃におさめ、神前に奉り御所に献上、雅楽が流れる中、平安装束に身を纏った平安朝古儀を再現した優雅な祭である。
亥子餅献上ノ儀の行列は同社から蛤御門・御所清所門に入り、餅を朝貢列(貢物を捧げること)によって京都御苑に献上した。
亥子祭は平安時代、旧暦10月(亥の月)亥の日に行われていた宮中の御玄猪(おげんちょ)の儀式を再現した神事で、無病息災と子孫繁栄を祈る行事である。
境内では、皆で「亥子囃」を歌いながら楽しく亥子餅がつかれた。また「ご神酒」や「おでん」などをいただいた。(11/1撮影)
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