男衆さんと「まめ春」さんは、一力亭に入った。
着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟かえ』といわれるもので舞妓を卒業、芸妓(げいこ)になるお披露目である。
羽織着物姿の男衆さんと、ご挨拶に向かった。
芸妓のまめ春さん、 口元や目尻の京紅がとても美しく、20歳そこそこと思えない艶っぽさがあった。
まめ春さんは、女将さんに「おかあはん、どうぞよろうしゅうにおたのもうします」とあいさつの声が響いた。
白川大和橋や巽橋の上を歩く男衆さんとまめ春さん。
ぎをん はきもの ヽや(ちょぼや)へ挨拶に寄った。
四条花見小路の交差点・・・西村さん、晴れやかな表情をするまめ春さん。
別誂えの黒紋付に身を包み扇子を持ち、まめ春さんは着物の裾をたくし上げ“襦袢”は金銀摺箔文様入りの正装であった。
お茶屋 やなぎさんへも寄った。
男衆さんの手引きで日頃お世話になっているお茶屋の女将さんやご贔屓筋さんにご挨拶して回る慣わしであった。(11/6撮影)
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