2017年6月9日金曜日

檀王法林寺 葵と紫陽花

8日、檀王法林寺は、川端通三条にある浄土宗の寺院でバスから見てると美しく葵が咲いていた。正式名称を「朝陽山 栴檀王院 無上法林寺」(ちょうようざん せんだんのういん むじょうほうりんじ)といい、望西楼了恵(ぼうせいろうりょうえ)上人(1243-1322)の悟真寺(ごしんじ)創建にはじまる。
川端通りある山門、本堂。
亀山天皇の帰依を受けて「朝陽山」の山号を賜り、文永9年(1272)に悟真寺を三条の地に建立したという。
上人は元徳2年(1330)88歳で入寂、後醍醐天皇より「広済和尚」の号を与えられたという。
悟真寺に新しく檀王法林寺を築いたのが袋中(たいちゅう)上人は、14歳で出家し「袋中良定」と称するようになったという。
いま境内にはアジサイが咲いていた。
上人は、浄土念仏の教化につとめ著述に没頭された一方で、寺域を拡張し寺院の基盤を固めたという。
そのあとを継いだ團王上人は寺院興隆に尽力され、阿弥陀如来立像を御本尊とし、本堂を建立しという。、
團王上人は人徳も厚く町衆信者との交流を深められたという。
当寺は庶民から「だんのうさん」と親しみを込めて呼ばれるようになったのが、「だんのう」という名称の由来という。(6/8撮影)

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