南禅寺塔頭の跡地に建つ野村別邸は、野村財閥(野村證券他)の創立者、野村徳七(二代目)の別荘で、『碧雲荘』は2006年(平成18)に重要文化財に指定されている。
明治時代、南禅寺から政府に上納したもので、二代目徳七は「敷地の半分を大池泉に・・・」という壮大な構想は「植治(小川冶兵衛)」の得意とするところであったという。
別邸(碧雲荘)の内部などは木造平家屋建や桟瓦葺を用いた大玄関、能舞台、書院、洋室、書斎、茶室などの建物が配置されているという。
風光明媚な東山を借景に、琵琶湖疏水を引き込んで庭池を築いたという。
ハナショウブ群は一般公開されていたが、ここ4,5年は残念ながら遠くからしか見ることが出来ず、今は防犯センサーで立入禁止となっている。(6/8撮影)
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