15日、智積院の『青葉まつり』に行っているが、宮川町の置屋・駒屋さんで「襟かえ」が行なわれるので行った。「襟かえ」とは舞妓さんから芸妓さんになる儀式で、女衆さんの手引きで日頃お世話になっているお茶屋の女将さんやご贔屓筋に、ご挨拶して回る慣わしである。
置屋「駒屋」さんで「とし純(すみ)」さんの「襟かえ」が行われた。
午後1:00ごろ、今日の主役「とし純」さんは「駒屋」さん前で記念撮影した。
置屋・駒屋さんの前は写真愛好家たちで取り巻いて混雑し、 いつもより長い時間が感じられた。
女衆さんが駒屋さんの「とし純」さんの『襟かえのご挨拶にまいりました』というと、とし純さんが「おかあはん、どうぞよろうしゅうにおたのもうします」と挨拶を述べ、『これからも、おきばりやすや!』と女将さんの声が響いた。
深く抜いた襟足の美しさと普段の二本線や特別の三本線も妙にこころが艶めかしく、舞妓さんから芸妓さん、その素振りが二十歳そこそこで艶っぽい感じであった。
着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟かえ』といわれるもので、舞妓さんを卒業、芸妓(げいこ)さんになるお披露目である。
華やかな襟かえの髪型は、絢爛豪華な「先笄(さっこう)」の髷(まげ)を結う、時期は20歳前後の場合が多く芸妓さんになる1週間から10日ぐらい前から準備をするという。
新芸姑さんの「とし純」さんは女衆さんの先導で日ごろご贔屓筋になってお茶屋さんなどお店に挨拶に廻った。
女衆さんととし純さんは、駒屋に戻ると写真愛好家の皆さんにお辞儀をし、「おかぁ~さん」只今戻りました。とし純さん、お疲れさんでした。(5/15撮影)
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