2016年7月25日月曜日

祇園祭 後祭 山鉾巡行

24日、祇園祭後祭(あとまつり)の山鉾巡行が、豪華な懸装品(けそうひん)に飾られ、10基の山と鉾が御池市役所前を通り河原町、四条通を華麗に巡行した。町衆の心意気を継ぐ者たちが継承してきた「動く美術館」に沿道から拍手が送られた。
午前9時40分ごろ、くじ取らずの先頭、橋弁慶山が弁慶と牛若丸の人形に見物客の視線が集まった。
北観音山、巨大な山や鉾が豪快に進行方向を変える辻(つじ)回しが注目を集めた。
浄妙山は平家物語の宇治川の合戦を題材にした山。
山伏がほら貝を鳴らす役行者山(えんのぎょうじゃやま)は、修験道の開祖、葛城と大峰に石橋をかけたと伝説がある。
黒主山は謡曲「志賀」を題材にした山で六歌仙の一人、大伴黒主が桜を眺める。
南観音山、 下り観音山とも呼ばれ、楊柳観音像と善財童子像を祀っている。
護符の一種で八坂神社では「蘇民将来子孫也」と記した「厄除けちまき」が授与される。
鈴鹿山は鈴鹿権現「瀬織津姫命」の伝説を題材にした。
八幡山のシンボル、鳩が二羽向かい合う。 鯉山、龍門の滝を登った鯉は龍になるいう立身出世の金言。
しんがりの大船鉾は、約150年ぶりに、船首に木彫りの龍頭(りゅうとう)を載せて進んみ、祇園祭は疫病退散を祈願した。
山鉾は御池通から河原町通、四条通と市中心部を時計回りに巡行、沿道では日曜開催とあって昨年より多い観衆が見られた。(7/24撮影)

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