お稚児さんの粂田龍志(くめだりゅうしん)君は、金色の立烏帽子(たてえぼし)に水干(すいかん)姿で白馬に乗り、烏丸の町会所を出発した。
補佐役の禿二人や、裃姿の長刀鉾保存会の役員らを従えて小雨に煙る四条通を練り歩いて神社に向かった。
お稚児さんの粂田君と白馬のセサミ号。
時折り、雨が激しくなってきた!
稚児は引き締まった表情で「杉守り」を受け取り、この日から「神の使い」となり精進潔斎、汚れた地面に足をつけず、強力(ごうりき)の肩につかまり白馬に乗って移動した。
粂田宗政(ときまさ)君9歳と森英麿(ひでまろ)君7歳が禿(かむろ)を努めた。
山鉾巡行までの間、稚児らは「神の使い」として扱われ、「女性が作ったものを食べない」「地面に足を着けない」などの決まりがある。
強力(ごうりき)と呼ばれる人の肩に乗って行うなど、正楼門で全員で記念撮影した。
お稚児さんは白馬に乗って境内にある中村楼で休憩(昼食)、この日から稚児は、精進潔斎の毎日を送り17日の山鉾巡行を迎える。久世駒形稚児「社参の儀」につづく・・・。(7/13撮影)
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