2016年7月24日日曜日

鞍馬口 西林寺のムクゲ

22日、地下鉄「鞍馬口」駅から西へ上御霊前通にブロック塀に囲まれた小さな西林寺がある。延暦年間(781~806年)に慶俊僧都(けいしゅんそうず)によって開創された天台宗の寺という。
寺伝によれば僧都和尚がこの地に咲くムクゲの中から「地蔵」を発見、本尊としたという。
以来、木槿地蔵(もくげじぞう)と言われて愛されたという。
愛宕山の天狗「太郎坊」が羽を休めることから、正式には羽休山飛行院と称するという。
明治の廃仏毀釈の取り壊されるところであったが、むくげ地蔵の存在や天狗の松の故事により難を免れた。
当寺は広大な敷地であったが、応仁の乱の変や大火などで衰退となった。
本尊・木槿地蔵のムクゲは7月末~9月下旬に綺麗な花を咲かせている。(7/22撮影)

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