2016年7月14日木曜日

祇園祭 久世駒形稚児「社参の儀」

13日、祇園祭の神幸祭(17日)と還幸祭(24日)で神輿(みこし)を先導する久世駒形稚児の二人が午後2時から、八坂神社で「社参の儀」が厳かに営まれた。
久世駒形稚児は、八坂神社とゆかりの深い南区の「綾戸国中(くなか)神社」の氏子や関係者から選ばれた。
今年、17日の神幸祭は上来琉彰(8歳)君と24日、還幸祭は川原あさひ(8歳)君が務め、馬頭型をした同神社の御神体を胸にかけて神輿を導くという。
白化粧を顔に塗った稚児2人は金色の立烏帽子(えぼし)に薄紅の上衣、紫のはかま姿で本殿正面から昇殿した。
稚児は、ご神体の馬の形をかたどった木彫りの「駒形」を胸に携えて馬に乗り、祇園祭の神輿「中御座」を先導する大役を務める。
祭では「神の化身」として稚児が神の使いとみなされ、馬に乗ったまま神社境内に入ることを許されている。
綾戸国中神社の神体とされており、胸に木彫りの駒形(馬の首)をかけて、行列に供奉されるので、駒形稚児という名で呼ばれている。(7/13撮影)

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